板材は全て屋久島の杉で、束は解体された家の廃材を利用して造りました。
雨の多い日本では縁側って暮らしの中でとても重要な役割を果たしていたんじゃないかと思います。雨の日でも作業できたり、食事ができたり、将棋を打てたり。
家づくりをしていると、雨による木材の傷みを痛感します。雨の中に菌が存在しているのか、木が含んだ雨の水分に菌や微生物が寄ってくるのか。とにかく木材は雨に当たる回数が多いほど腐りやすくなっていきます。なので、軒があると母屋に雨が当たらず、家のもちが良くなる効果もあります。
そんな理由で軒のある縁側はとても暮らしを快適にしてくれます。アペルイでは縁側を少し広めにとって、ハンモックをはったり、ライブができるように、森の風を感じながらヨガやマッサージができるように、多目的に使用できるような造りになっています。
宿泊希望の方はもちろん、ヨガインストラクターの方や、整体師、ミュージシャンなどなど、イベントやワークショップを企画している方の利用も大歓迎です。屋久島で楽しい時間を共につくりましょう。
屋久島の梅雨はシロアリが大発生する季節。シロアリはちょうど20:00に来るので八時虫なんて島では呼ばれています。電気をつけていると家の中にたくさん入ってくるし、この時期は湿度も気温もぐっと上がって室内の居心地が悪くなるので、家の中でできるだけご飯を食べたくないのが島人の梅雨の心情です。
そんな時、山から吹き降ろしてくる霊気や冷気を感じながら外で夕食を楽しめるのも縁側の魅力です。
こんなことしても遊べちゃいますよ。誰もしないか・・・。笑